印刷物が出来上がった後で「間違いが見つかった」という経験はありませんか?
パソコンが普及し、お客様自身が印刷用のデータを作成することが多くなったからこそ、
当社では細心の注意を払って校正作業を行っています。

1.ソフトウェアを使ったチェック
例えば「わかる⇔分かる」や「および⇔及び」など漢字を使用するかどうか。さらに「行う⇔行なう」や「問い合わせ⇔問合せ」など送り仮名の表現方法など、予めルールを登録したソフトウェアを通すことで、漏れなく正確な校正作業が可能です。ルールは蓄積されますので、継続して運用することで精度も上がっていきます。

2.校正員による目視チェック
「画像トリミングのズレ」などソフトウェアでは検知できない部分については、専門の校正員が目視でチェックします。「ロゴ等の使用規定は守られているか」「一般的に使うべきでない差別用語などが使われていないか」など、ご要望に応じて確認作業を行いますので、ご相談ください。

3.気付きの報告
予めルールが決められているもの以外で、校正員が気付いた箇所は、お客様にゲラを提出する際にお知らせしています。メールで送付する場合はPDFの注釈機能を使って明確にわかりやすくお伝えします。

4.データ入稿時の注意
WordやExcelなどのビジネスソフトで作成されたデータは、扱う場所が変わるとデータも変わります。特に文字送り(改行位置)が変わることは頻繁に起こり、そのために文字あふれが起き、一部の文字が見えなくなってしまうなどの現象が起こります。ご自分のパソコンで見たとおりに印刷したい場合は、WordやExcelのデータを一旦PDFに保存して、文字あふれ等が起きていないか確認の上、印刷会社に渡しましょう。


校正作業で最も重要なことは、「その印刷物の目的は何か?」ということを踏まえた確認を行うことです。
例えばイベントを告知する印刷物は、「開催日時と場所」を間違えてしまったら使用できなくなってしまいます。
その情報がデザイン的に見えにくかったり、わかりづらい場合も同様です。
作成する印刷物がしっかりその役目を果たせるよう、校正作業もポイントを押さえて行っています。